Switchを遊んでいると、多くの人が一度は経験するであろう「Joy-Conのスティックが勝手に動くドリフト現象」。
僕のコントローラーにもついにこの症状が出てしまいました。
ちょうど新型Switchの発表もあり、「新しいのを買うのもなぁ…」と悩んだ末、思い切って自分で修理してみることに。
この記事では、実際に分解・清掃を行った手順や使った道具、修理後の感想をまとめています。
「Joy-Conを買い替える前に一度試してみたい」という方の参考になれば嬉しいです。
状況
左のアナログスティックが勝手に動く「ドリフト現象」が発生していました。
ちょうどSwitch 2が発表された頃で、新しいJoy-Conを買うのももったいないなと思い、自分で修理することを決意。
「うまく直せなければ新しいのを買えばいいや」と気楽な気持ちで始めました。
準備したもの
- パーツクリーナー(※有機溶剤が入っていないものを選ぶ)
パーツクリーナー L-30 756ml イチネンケミカルズ [作業工具 油 洗浄剤] - 接点復活剤スプレー(油を差すようなイメージで使用)
KURE|呉工業 接点復活スプレー 220ml NO1424[NO1424] - ピンセット(フレキシブルケーブルの抜き差し用)
- 精密ドライバー(Y字と+の2種類)
SUNFLAG 精密ドライバーセット No.179-S

やることとしては分解してパーツクリーナーで汚れを落とし、接点復活剤で動作を安定させます。
修理の流れ
- 分解
- 清掃
- 仮組み立て
- 動作確認
- 組み立て
- 最終確認
分解
まずはJoy-Con裏側の外装のネジ4箇所を外します。

ショートを防ぐため、最初にバッテリーを取り外します。
赤と黒の線がつながっている、黒色のソケット部分です。
バッテリーは両面テープで固定されているため、少し力を入れて外します。
配線を強く引っ張らないように注意してください。

外すとこんな感じになります。

下側のフレキシブルケーブルを外します。
つめを上げることで、ケーブルがスッと抜けるようになります。

次にバッテリーケースを+ドライバーで外していきます。

真ん中にあるバッテリーケースと、上につながっているフレキシブルケーブルを外します。

上のフレキシブルケーブルの下に、スティックを固定しているプラスネジがあります。
そこと対角線上にあるプラスネジを外していきます。

これでスティックを取り外すことができます。

清掃
スティックはゴミや汚れが入らないようにゴムのようなカバーがついてます。

写真ではわかりづらいんですけど、これをずらして中の白い部分が見えるようにします。

まずはパーツクリーナーを使って白い部分に吹き込みます。
別角度からも吹き込み、内部全体に行き渡るようにします。
10分ほど乾くのを待ちます。
次に接点復活剤スプレーを吹き込んでいきます。
吹き込みすぎるとベタベタになるので注意です。
スティックを回して全体に馴染むようにする。
スティックの周りに付着したものは、ティッシュや綿棒などで拭き取ります。
これで清掃が完了です。
仮組み立て
この段階ではバッテリケースをしっかり固定せず、フレキシブルケーブルやバッテリー直接繋いで動作確認をします。
動作確認
動作確認でケーブルが切れていないか、ドリフト現象は直っているか確認します。
スティック補正でドリフト現象が解消されているかをチェック。
僕はこの段階で直っているのが確認できたため、組み立てていきました。
組み立て
ネジやピンセットでショートしないように、バッテリーを外してから逆の手順で組み立てていきます。
最終確認
すべて組み立てたら再度ケーブルが切れていないかなど、再度スティック補正から確認して完了です。
修理してみた感想
過去にPSPは修理したことがありましたが、DSは難しかったので「任天堂製品は自己修理できない」と思っていました。
ところがJoy-Conはそこまで複雑ではなく、素人の自分でも無事に直せました。
もちろん自己修理なので、本体が壊れても自己責任です。
ただ、意外と簡単に修理できたので、挑戦してよかったと思っています。
今後また同じような状況が出た時は、新しいものに買い替えます。
まとめ
今回は、Joy-Con(ジョイコン)のスティック修理についてまとめました。
- 修理のポイント
- 左スティックのドリフト現象を自己修理で対応
- 必要な工具はパーツクリーナー、接点復活剤、精密ドライバーなど
- 分解 → 清掃 → 仮組み立て → 動作確認 → 本組み立ての流れ
- 作業してみて感じたこと
- 初めてでも手順を追えば作業は比較的簡単
- 清掃後はドリフトが改善し、正常に操作可能に
- 液剤の吹き込みすぎには注意が必要
- こんな人におすすめ
- Joy-Conのドリフト現象で困っている方
- 新しいコントローラー購入の前に試してみたい方
- 分解や修理作業に興味がある方
任天堂製品の修理は難しいイメージがありましたが、Joy-Conは思ったよりシンプルで、自分でも修理できました。
もちろん自己責任にはなりますが、「買い替えの前に一度試す価値あり」です。
これから修理に挑戦される方の参考になれば嬉しいです。

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