ネットで古着を買おうとしたけど、なんだか不安…そんな経験ありませんか?
- 「写真だけじゃ本当の状態がわからない」
- 「サイズ表記があっても、実際に着てみないとフィット感がわからない」
- 「思ったより高くて驚いた」
こんな悩みを抱えている方に。
今回は、オンライン古着屋を運営している僕が、ネットで古着を買うデメリットと、その解決策を紹介していきます。
- ネットで古着を買うデメリット
- 各デメリットにあった対策
これから古着をに挑戦してみようかなと思ってる方は、ぜひ参考にしてみてください。
なお、本記事では中古アパレル、中古ブランド品、中古靴などをまとめて「古着」と表現していますので、ご了承ください。
状態の詳細がわかりにくい
古着なので誰かが着用し、状態もバラバラです。
多くの場合、ある程度の使用感は記載されていますが、それは販売者の基準によるものです。
購入者にとっては予想以上に状態が悪かったり、逆に良かったりする場合があります。
また、販売者が状態を詳しく記載しているつもりでも、実物と異なる場合があります。
見落としや、悪意のない誤認識があるからです。
購入時期や使用回数は当てにならない
古着を購入する際に購入時期や使用回数など、より細かい情報を求める方もいるかと思います。
ですが、あれ、あんまり参考にならないんですよね。
同じ期間でも、着用頻度や保管方法、洗濯の仕方によって状態は大きく変わります。
また、屋内での着用か屋外での着用か、丁寧に扱われたかどうかなども状態に影響します。
たとえば、「3回着用」と記載されていても、
- 結婚式やパーティーでの3回着用
- 日常的な外出時の3回着用
それぞれで汚れや傷みの程度は大きく異なります。
保管方法によっては、ほとんど着用していなくても黄ばみやシミが発生している可能性も。
対策
詳細な写真を要求する
フリマサイトなどチャットができる場合は販売者に対して、気になる部分の詳細な写真をお願いしてみましょう。
特に、襟元、袖口、裾など、汚れや傷みが出やすい箇所です。
具体的な質問をする
「使用感はありますか?」といった漠然とした質問ではなく、
- 「襟元に黄ばみはありますか?」
- 「ほつれている箇所はありますか?」
など、具体的な質問をすることで、より正確な情報を得ることができます。

漠然とした質問は販売者側からすると、チャット回数が増えて手間なんですよ。
その後に価格交渉されたときは、断ることもしばしば。
返品・交換ポリシーを確認する
購入前に、ショップの返品・交換ポリシーを確認しておきましょう。
状態が記載と異なる場合に返品や交換が可能かどうかを知っておくことで、安心して購入できます。
サイズ感がつかみにくい
表記サイズはあくまでも目安です。
サイズ感はブランドや服のモデルによって異なります。
たとえば、SサイズでもオーバーサイズならLサイズ相当になることもあります。
靴の場合、同じ数字でもUSサイズか、UKサイズかによって異なりますしね。
実寸サイズが記載されていても、それだけでイメージするのは難しいです。
手持ちの服と比較するのも手間がかかります。
また、実寸サイズには必ず誤差が出ます。
これはどんな有名なデザイナーの方同士が測ってもです。
測定位置のわずかな違いや、生地の伸縮性により、数センチの誤差が生じることがあります。
古着に限らず、新品の服も同様ですけど。
一般的に、プラスマイナス3cm程度、厚手のニットなどの物によっては5cmの誤差は許容範囲とされています。
ただし、靴の場合は0.5cmの違いでもサイズ感が大きく変わるため、1cm以上のずれがある場合は販売者に相談してもよいでしょう。
対策
詳細な実寸サイズを確認する
肩幅、身幅、着丈、袖丈など、できるだけ多くの部位の実寸サイズを確認しましょう。
これらの情報がない場合は、販売者に問い合わせることをおすすめします。
持っている服の測定を行う
持っている服の実寸サイズをメモしておくことで、比較がしやすくなります。
同じブランドの他の商品を参考にする
古着は同じサイズの商品情報が見つからないことが多々あります。
同じブランドの他の商品のサイズ感を調べることで、おおよそのフィット感を予想できることが可能です。
そのためにも持っている服を測っておくと便利です。
ストレッチ性を確認する
編み物やポリウレタンなど、素材によってはストレッチ性があり、実寸よりも少し小さくても着用可能な場合があります。
素材の特性を確認しましょう。
思っているより安くない場合がある
古着は商品の状態、ブランド、デザインなどによって価格が変動します。
人気ブランドや希少なアイテムの場合、新品よりも高価格になることも。
特にヴィンテージアイテムは、年代や保存状態によっては非常に高額になる可能性があります。
また、送料も考慮する必要があります。
商品が安かったとしても、送料で高くついた、ということはよくあることです。
対策
複数のサイトで価格を比較する
同じ商品や類似商品の価格を複数のサイトで比較することで、適正価格の判断がしやすくなります。
送料や手数料などを含めた総額で判断する
商品価格だけでなく、送料や手数料なども含めた総額で判断しましょう。
セールやクーポンを活用する
多くのオンラインショップでは定期的にセールを実施したり、クーポンを発行したりしています。
これらを上手く活用することで、より安価に購入できる可能性があります。

仮に高くなりそうだなと思っても、基本的に新品で買うより安いものが多いです。
自分が気に入ったのなら、相場より高くても買うべき。
さいごに
今回はネットで古着を買うデメリットとその対策について紹介しました。
- 状態の詳細がわかりにくい
- 購入時期や使用回数は当てにならない
- 対策
- 詳細な写真を要求する
- 具体的な質問をする
- 返品・交換ポリシーを確認する
- サイズ感がつかみにくい
- 対策
- 詳細な実寸サイズを確認する
- 持っている服の測定を行う
- 同じブランドの他の商品を参考にする
- ストレッチ性を確認する
- 対策
- 思っているより安くない場合がある
- 対策
- 複数のサイトで価格を比較する
- 送料や手数料などを含めた総額で判断する
- セールやクーポンを活用する
- 対策
家から出ずに多くの商品を見て、購入できる利便性は大きな魅力です。
これらのデメリットを理解し適切な対策を取ることで、より安全で満足度の高い古着購入が可能になります。
また、最初は比較的安価な商品から始めて、徐々に経験を積んでいくことをおすすめします。
ネットでの古着購入に慣れてくれば、自分に合ったショップや、信頼できる販売者を見つけることができるでしょう。
古着には、新品にはない魅力や個性があります。
時には思わぬ掘り出し物に出会えることも。
デメリットを理解しつつ、うまく活用して古着を楽しんでみてください。
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